8月例会 テーマから一言
テーマ「経営の基本」は「現場にある」を考える。
茨城県経営品質協議会 監事 塚本裕宥
8月例会では2004年度日本経営品質賞受賞企業 (株)ホンダクリオ新神奈川 相澤会長に素晴らしいご講演をいただきました。相澤会長ありがとうございました。皆様例会にご参加いただけましたか。ご参加いただけなかった方々等を対象に概要を述べます。
車の流通はメーカーや車種系列による地域テリトリーの強い業種・業界であることは皆様ご存知と思います。この業界で同社は「ホンダクリオ系列・全国販売店中8年連続CSNo.1」を達成、業界トップレベルの事業成果を挙げています。
お客様は商品だけでなくアフターサービスや担当スタッフとの信頼関係で購入という「顧客本位」、徹底した店頭販売という「独自能力」、社員はお客様を気遣い、社長を始めとする経営幹部は社員を気遣うという「社員重視」、見返りを求めない近隣の清掃奉仕活動で地域との信頼関係を確立という「社会との調和」を同社経営の根幹に据えています。
「顧客本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」の基盤には30Sという同社独自に確立した「現場重視」の人材育成の仕組みがあり、次の点も参考になったと思います。
1.人材を磨く場所は店頭であり、接客であり、という現場重視の考え方です。商談も、接客も、見積も、納車も、アフターサービスも、社員教育も基本を店頭で行う。マニュアルはなく後輩が先輩を見て育つというのが同社の人材育成の基本です。
2.「お客様は神様」でなく「お客様は弱者」という主張は、「現場」をよく知る相澤会長ならではのご発言ですね。商品購入まではお客様の立場は強いが、購入後はお客様の立場は弱いとの主張は「現場」をよく知る方のご発言ですね。私も同感です。購入後ためらいながらサービスを求める顧客の立場の弱さを言い表しています。
3.名経営者に名補佐役ありと言いますね。相澤会長と苦楽を共にされた佐々木房枝専務の話には皆様目頭を熱くされたことと思います。感動物語は人間性があり素晴らしいですね。司会進行していて声が詰まりました。