9月例会テーマから一言
テーマ: 『良い会社づくりは「社長の哲学」と「対話」から』
講 師: 玉木 洋 氏 (福井キヤノン事務機株式会社 代表取締役社長)
9月例会は、2006年度に日本経営品質賞を受賞した福井キャノン事務機株式会社社長、玉木 洋氏をお迎えし、9月13日(木)市町村会館にて多くの方々のご参加をいただき開催されました。
福井キヤノンのモットーは「明るく」「楽しく」「役に立つ」こととし、組織の目指す姿として「お役立ちから感動」へのサービスを提唱され、お客様や仲間との価値共有を図られている。今回の講演は「感動を共有できる組織作り」の視点からお話をいただき、最後のコーナーでは鬼澤代表理事を交えた質疑応答が行われました。
福井キヤノンのモットー「明るく」とは、何事も明確に伝えることとし、社員への説明が複雑でシンプルさが欠如していると社長の一人相撲となってしまいその想いは通じない。「楽しく」とは、自ら考え実行することであり、相手の立場を考えて行動すると仕事そのものが楽しくなるとしている。「役に立つ」とは、お客様と組織、地域社会に対して、今まで以上のお役立ちに新たな価値を発見し作っていかなければならないとし、「考えて創る新たな価値」には、想像力や創造力が不可欠と解説されました。
福井キヤノンの試行錯誤の軌跡は「飛び込みセールス」からスタートしている。「初めての赤字決算」を経験したことから、経営革新の必要を感じ「メーカー依存から脱皮し、自分で考え、実行できる経営」に着手し始めました。具体的には、効率化による収益性改善をテーマに「無駄取り改善活動」を展開する。
その後「効率化からCS志向」へ修理対応のダウンタイム60分の実践を行い、そこから学んだこととして、お客様視点の活動をすると、さらに効率化と収益化がはかれ、二律背反から相乗効果になることをご説明いただきました。
次に体系的な経営革新をめざして「JQA(経営品質向上プログラム)の導入」。社員の笑顔と成長を追及して社員重視の「社員を満足させる経営から社員が満足する経営」へ発想図式の転換を図り、対話による組織づくりを実践してきている。人間力・人間的成長を育むため「対話重視」の経営を掲げ、徹底した対話を実践している。と現在までの活動について興味深くまた分かり易くお話をされました。
そして最後には、良い会社づくりの要諦として、永年の経験、試行錯誤の連続からたどり着いたのは「社長の哲学」と「対話」の重要性に気づかれたと結ばれている。
最初から最後まで具体例を交え面白く、分り易く説明され、笑いの耐えない会社経営のドラマさながらに聞かせていただき、気付きの多い内容の例会となりました。玉木社長、貴重なお話をありがとうございました。
(運営委員 大橋 光男)