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2008年7月例会の様子

7月例会テーマから一言

テーマ: 『アセスメントのポイント』
     
講師: 岡本 正耿 氏 ((株)マーケティングプロモーションセンター代表取締役)

「アセスメントのポイント」

 7月例会は17日(木)に水戸プラザホテルに於いて、茨城県経営品質賞判定委員長をお務めいただいている、マーケティングプロモーションセンター代表取締役の岡本正耿先生を講師にお招きし、「アセスメントのポイント」と題して、ご講演いただきました。
 
 講演では、まず経営史を振り返り、近代合理主義(原因と結果の一致)のデカルト的経営(モノづくり)と、「全体は部分の和ではない」というドラッガー的経営(組織づくり)の違いについての解説から始まりました。
 その結論として、アセスメントとは「目的に対してプロセスをつくる」というドラッガー的視点で、取り返しのつかないことが起きないかを見直すことであるとの説明がありました。
 ドラッガーの言葉に「Bestを見据えてBetterを行う」というものがあるそうです。見据えるとはイメージすること。ベストをイメージして、そのイメージに向けて今できる最高の経営を行おうということです。これがアセスメントの精神と共通しているそうです。そして、ドラッガーの見地では、「真理とは相対的なものであり、いつまでも掴めないもの。ある地点ではその経営は正解かもしれないが、もっと別の考え方の経営が生まれたなら、相対的にそれまでの経営は価値を失ってしまうかもしれない」とのスタンスが重要とのこと。もっと言えば、絶対的な正解があるならアセスメントはいらないと言い切ります。経営品質を勉強されている方なら必ず耳にする「可謬主義」ですね。
 その上で、経営品質向上プログラムは「最高を目指す」ものであり、「非凡さ」が重要であると協調されました。
 「非凡さ」のためには、「いつもの考え方」から脱却し、「別の考え方」をしてみることが必要であり、さらに、この「別の考え方」を習慣化することが重要であることを教えられました。
 他にも、「経営はプロセスの合意」というお話や定義付けの重要性、問題の捉え方や問題提起を行ってから問題解決しなければならないことなど、様々な角度から多くの気づきのある講演会となりました。当たり前のことと思いながらも、実際にはできていないことが多いものですね。

(運営委員:榎本崇宏)