HOME > セミナー・勉強会の結果報告 > 月例会の様子

2008年9月例会の様子

9月例会テーマから一言

テーマ: 『経営革新を続ける企業の人づくり』
     
講師: 山田 昭男 氏 (未来工業株式会社 取締役相談役)

「経営革新を続ける企業の人づくり」

 9月例会(9月17日(水)、水戸プラザホテル)は、未来工業株式会社 取締役相談役の山田 昭男様をお招きして、『経営革新を続ける企業の人づくり』についてお話しいただきました。

 山田様は、電設資材のカリスマ・カンパニー「未来工業株式会社」の創始者です。800人もの社員が残業もせず、年末年始休暇は19連休、年間140日の所定休日をとり、岐阜県で最も高い給与を支払いながらも、経常利益率は常に15%以上という好業績を保持し続けられる理由は何か。山田様の素晴らしいご講演から、次の2つのお考えに沿って山田様のお言葉を整理してみたいと思います。

【“よそとは違うこと”が大切】
 現在取り扱っている2万点以上の商品には、すべて社員の“工夫”が盛り込まれている。たとえ、よその会社が儲かっていようとも、そこに自社の工夫がない商品、工夫ができない商品は売らない。
 “工夫”は簡単ではない。それを実践するために、掛かりは関係なく、全社員が工夫できるようになるクセをつける。あらゆることを工夫するようにすればそのクセはつく(だろう)。

【頑張るのは“人財”】
●この労働条件でも儲かる秘密
 儲けないと社員は自分の分け前が減っちゃうから頑張ってくれる(だろう)。労働時間が短ければ、凝縮して仕事をしようと社員が自分で考え頑張ってくれる(だろう)。給料が高ければ頑張らないと悪いと思い頑張ってくれる(だろう)。
●ホウレンソウ禁止の理由
 上司に相談できなければ自分で考えるしかない。上司にお伺いをたて許可を受けなくても、どんどん自分でやっていいとなったら社員は喜んで頑張ってくれる(だろう)。ホウレンソウが無くてトラブルが起きても責任なんて問わない。やったこと、経験を積んだことを褒めてあげたい。このほうが社員もやる気になる(だろう)。
●管理者の役割
 相談を受けない、指示をしない。部課長の役割は、カリスマになること。課長は課の、部長は部の、社長は全社のカリスマになること。具体的には、部下が頑張りたいと思うようなことを考え、それを実行すること。

 冒頭に挙げた社員と会社とが勝ち取った革新の果実は、きっと、経営トップ層が「社員が頑張ってくれる会社ってどんな会社?」というのを、工夫し続けてきた結果なのでしょう。
経営トップ層の工夫が、社員の工夫を生み、それが、また新たな“違い”を創っていく。この素晴らしいサイクルの原点は、「きっと経営トップ層の気持ちを社員はわかってくれる」「社員は頑張ってくれる」という、未来工業株式会社がもつ素晴らしい人間観にあるのだと思います。

(運営委員 阿内利之)