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2011年9月例会の様子

テーマ : 『ありがとうが溢れる会社を目指して』
講 師 :  森長 敬 氏 (株式会社 森長工務店 代表取締役)

 9月15日(木)に水戸プラザホテルに於いて、?森長工務店の森長社長を講師にお招きし、ご講演いただきました。森長社長の経営哲学から事例紹介・経営品質への取り組みまで幅広くご紹介いただき、たくさんの質問が集まる充実した例会となりました。
 建設業は、建てたら終わりの「フロービジネス」であることと、図面に対していくらでできるかという「差別化困難」という2つの特徴があるそうです。
その中で社長が取り組まれたのが「ストック化」と「差別化」でした。20?30年タームで考えて再購入を捉えたり、ダンピングによる「安かれ悪かれ」はお客様が望むはずがないと、安全と安心の提供にこだわりました。
その考え方を背景に、今ある顧客からの売上を極大化するのではなく、売り上げた顧客が20年後に再購入してくださるように再潜在化を考えたり、常に潜在客を創造すための社会的評価の向上に努めたりという、顧客ピラミッドの裾野を広げる活動につながっていきました。
 そのような戦略を展開する森長社長は、「経営の目的が利益だとむなしい」とお考えだそうです。その上で、「社員が定年を迎えたときに『あんたと仕事ができて幸せだった』と言われたい」とおっしゃいました。利己主義や個人主義ではなく、社員同士の共同体としての一体感や自己効用感を大切にされているようでした。経営に対する考え方も実際の戦略も、長期的視点と価値前提に立った一貫性を感じられます。
 そんな考えを実現する方法を模索していた時に出会ったのが、経営品質向上プログラムだったそうです。経営幹部のリーダーシップを軸に7つのカテゴリーに一貫性を持たせ、結果系カテゴリーの成果に結びつける考え方が、経営の目的について熟慮されていた森長社長には有効に感じられたのだと思います。
 そのような中で「ありがとうが溢れる会社を作ろう」という経営理念を策定し、基本理念浸透の場をたくさん設け(年次計画発表会・朝礼・安全大会・月例会・社長研修・現場巡回・直筆メッセージ・読書感想文など)、実践され、成果につなげられています。その結果、2010年度の関西経営品質賞奨励賞を授賞されました。
 森長社長は社員の成長について次のようなことをお話されました。個人的にとても印象的だったのでまとめて終わりたいと思います。

運営委員 榎本 崇宏