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2012年2月例会の様子

テーマ:日本経営品質賞再受賞までの軌跡
講 師:清岡 照比古氏(株式会社武蔵野 常務取締役)
    2010年度 日本経営品質賞受賞企業

 2月28日に行われた月例会では、日本経営品質賞を2000年度2010年度の2度受賞された株式会社武蔵野の清岡照比古常務取締役を講師にお招きし、「日本経営品質賞最受賞への軌跡」というテーマでご講演いただきました。

 清岡様が、講演の中で、「弊社の経営品質向上活動の特徴は、日本経営品質賞に申請し、評価レポートをもらい、それにもとに改善活動をする。だから、この評価レポートが重要なんです」とお話しされていました。
 清岡様は、武蔵野は2000年度受賞時には、「小山昇社長という機関車が何十両という客車を引っ張ってきたが、その各車両にモーターがついた」段階だったと言います。まずは、強力なトップダウンで始められ、それが徐々に各社員が自走できるようになった状態が、今回の2度目の受賞で、現在の状況だそうです。
 経営品質に携わる人なら誰でも知っている武蔵野の小山社長のあの力強いリーダーシップを持ってしても、初申請から13年かかり今の社員が自走した状態というお話です。私たちは、方法やベストプラクティスを学ぶ前に、この愚直に、継続的に続けるというもっとも大切なことを知らなければなりません。
 とかく私は、結果を焦り、なまじっか良い他社の事例を知っているもんだから、その形から入って、うまく行かないとすぐにやめたり、続けていません。
(この繰り返しで、変革が進むわけもなく、ただ混乱の道を歩いていきます) 
 講演の中では、武蔵野様の様々な取組み事例などをたくさんお話しいただきました。そのお話の中には、とても2〜3時間で聞ききれるような量ではなく、私たちにたくさんのヒントとなる金言がありました。
 しかし、私がもっとも印象に残り、同時にもっとも自らのふがいなさに気を落としたのは、「続ける」ことの大切さです。

 あらためて経営品質に、即効性のある特効薬としての機能を求めても意味を持たないことと、私たちは、実際の現場での活動を通して学ぶ重要性から逃げてはならないということを、清岡様にやさしい笑顔で、ばっさりと切られながら学んだ例会でした。(運営委員 菅原 琢也)