9月21日(日)
最近、そもそも「経営品質とは何か」について話をしてほしいという要望が増えています。
組織内で経営品質向上を推進していくにあたって、なかなか他の人たちに理解してもらえず進まないことが理由のようです。
まあ正直言って、「経営品質」という言葉は非常にわかりづらいですよね。
私がこの言葉に出合ったのが1998年。水戸で開催している「藤原塾」で、藤原直哉氏がホワイトボードに「経営品質」と書いて、「最近日本の経営者もこういう勉強をし始めたようですね」と話をしました。
私は一番後ろの席に座っていたのですが、当時、どんなふうに経営をしていけば良いのか判らずに悩んでいたところでした。
そんな時に「経営品質」という言葉が、ドーンと飛び込んできて、「経営にも品質があるんだ。良い経営と悪い経営の中身はどう違うんだろう」と素直に興味が湧きました。
ただ面白いもので、言葉に対する印象は人によってかなり違うことをその時に学びました。
私の隣に座っていた友人は、「経営・・・品質・・・管理ねえ。俺は品質管理って好きじゃないんだよね・・・」。そうつぶやいたのです。
どうも「品質」という言葉には必ず「管理」がつくようで、「品質管理」のことと思ってしまうんですね。
頭の「経営」が消えてしまいます。
そんなことはこの10年以上の間、数多く経験しました。
ひとつ例をあげると、私たち茨城県経営品質協議会の活動を新聞で記事として取り上げていただくのですが、以前は「県品質協議会」と書かれることもありました。
県品質協議会?
これではまったく違うものじゃないですか(笑)。
昔、いろいろな企業にお邪魔して「経営品質」についての話をさせてもらおうとしても、「ああ、うちはもうISOはやっているから大丈夫ですよ」などと言われたり・・・。
そんなことをあげ始めたらキリがないですね(苦笑)。
これは岡本先生に聞いた話ですが、当初は違う名前になる予定だったそうです。
「顧客に価値を提供し続ける経営を目指す」ということで、「日本経営品質賞」ではなく、
「顧客価値経営賞」だったそうです。
マネジメントにとって重要なことは、カスタマー・バリューを高めること。
だから「顧客価値経営賞」。
ちょっと「価値」について説明しなければなりませんが、こちらの方がわかりやすいですよね。
これがなぜ途中でボツになったのか。
「コキャクカチケイエイショウ」
これを何度か言ってみてください。
「言いづらい!」
これでボツになったそうです!
本当ですか!たったそれだけ?
そう思いますよね。
でも岡本先生が言うんだから間違いないでしょうけど・・・。
それで・・・
カスタマー・バリューを高めるためには、マネジメントのクオリティを高めなければならない。
マネジメントのクオリティ=経営の質
「経営の質」ではダメだということで、「経営品質」という言葉は最初からとりあえず考えられていたそうです。
誰も強くは薦めないけれど、いろいろある候補が消えていき、消去法で残ったのが・・・。
「経営品質」だったということのようです。
何年か前に「経営品質」という言葉を変えようとしたようですが、逆にわかりづらい「経営品質」もいつの間にか判らないなりに多くの人たちに定着してしまったので、変えることを止めたとも伺いました。
言葉から受ける印象、イメージは大切ですよね。
ネーミングはしっかりと考えないと。
最近では、「品質経営」という言葉も出てきて、紛らわしいというか・・・。
さて、では「経営品質」とは何か。
まずはせっかくなので、「経営品質」という言葉の意味から考えてみたいと思います。
それは次回に。
(ご心配なく。明日かあさってには続きを書きますので)

コメント (1)
お待ちしておりました!
ブログありがとうございます!
私は、4年前に「経営品質」という言葉を鬼澤さんから生まれて初めて聴きました。
当時は、
「でた?。また頭から煙出そうな言葉が?。」って、けん制しちゃいそうだったのですが、色々と勉強させていただいていると、
「うわっ!なんじゃこりゃ!?
うちの会社が素っ裸にされた!!」
と、まるで会社が着ていた洋服を脱がして裸にでもしてしまったくらい、会社の弱点が明確になっていきました。
また、欠かさずブログを拝見させていただきます!
いつもありがとうございます!
投稿者: 菅原琢也 | 2008年09月22日 19:19
日時: 2008年09月22日 19:19