12月8日(月)
愛知県豊田市の来年度の法人市民税収が今年度の当初予算から9割も減り、442億円が約40億円と、400億円近い減収になる見通しであると先ほどニュースで流れていました。トヨタ自動車をはじめ市内の企業の業績が急悪化しているのが原因とのこと。予算査定も一からやり直しとのことで、いよいよ世界恐慌の影響は地方自治体の経営も直撃し始めていますね。
こうなると単なる数字合わせではどうしようもできませんから、いろいろな視点から仕事を見直す良い機会ととらえて、頑張ってほしいですね。
さて、経営品質向上プログラムの基本理念について考えていきたいと思います。
日本経営品質賞2008年度版アセスメント基準書によれば、経営品質向上プログラムは、「卓越した経営」を目指していると書かれています。
Performance Excellence (パフォーマンス・エクセレンス)
私がこの言葉を初めて聞いたのが1999年。
とても響きの良い言葉です。
本当ならば「Excellent Performance」というところを、こういう言い方にするのが英語は格好良いですよね。
Performance(パフォーマンス)というのは、日本では業績とし、単に結果を意味することが多いですが、正式には「結果だけでなく、それを導く行為や状態も含む」意味です。
Excellence(エクセレンス)は、最上級のほめ言葉。
試験で先生が教えたことを正確に答えれば100点のGood(グット)ですが、自分なりの考え、オリジナリティがあると、120点のExcellence(エクセレンス)!
それでこれを茨城県経営品質協議会では、「すばらしい経営」としました。
茨城県経営品質協議会も、英語名は他の県の協議会と違うことを知っているでしょうか?
他の協議会は、Quality(クオリティ)を使っていますが、茨城では、
「Ibaraki Council for Performance Excellence」
ちょっとこだわってみました。
でも名前は大事ですからね。
本当は個人的には日本語名ももう少し格好良いのにしたいのですが・・・。
さて、そんな「すばらしい経営(卓越した経営)」を実現していくための考え方をまとめたのが、「基本理念」です。
「顧客本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」
の4つの要素から構成されています。
そして4つの要素すべて関連づけて考えていくことが求められています。
どれかひとつかふたつをやればいいとかではありません。
「顧客本位」
本位という言葉に強い意味が込められていますよね。
顧客第一や顧客中心ではなく、顧客本位。
「金本位」の本位で、「基準となるもの」の意味です。
アセスメント基準書にはこう書かれています。
「企業・組織の目的は、顧客価値の創造です。
価値の基準を売上や利益ではなく、顧客からの評価に置きます。顧客の価値評価こそがすべてに優先する基準であり、すべてのことは、顧客へ価値を創造、提供することができているかという観点で評価されるものと考えます。もちろん企業・組織である以上、利益の追求を否定するものではありませんが、それは顧客への価値提供の結果として得られるものである、ということを大前提としています。」
もうひとつちょっと難しい言葉が、「価値」
岡本正耿先生の書かれた経営革新基礎コースの黒本によれば、
「価値とは、人々の意図や意思に基づいて生まれ、認められるものです。この意図や意思が以前に比べると分化し、多様化してきています。」
多様化しているからこそ、自らがどのような価値領域を選択するのかを明確にする必要があり、明らかにしなければ企業の独自性を発揮することができなくなります。
「顧客本位」の大事なポイントは、「顧客は誰か」から始まること。
そして「どのような価値を提供するのか」を明確にしていくことです。
これは非営利の行政でも共通していることです。
続きはまた明日。
