12月18日(木)
年末になり、来年に向けての打ち合わせ兼忘年会が多くなってきました。
今日は都内であり、久しぶりに上野発最終列車の車内です(苦笑)。
今年多くの組織において、組織変革の研修をさせてもらいましたが、感じたことが「組織の一体感のなさ」、そしてそもそも「組織として成り立っていない」。
組織とは何か、なぜ組織を形成するのか、ということになると
「人は自分ひとりでは能力に限界があるため、その限界を克服し、目的を達成するために、他の人々と協働する」
組織論の大家であるチェスター・バーナードは、組織を「協働行為の体系」ととらえました。
そして、組織が成立する要件として3つ挙げています。
・共通の目的の共有
・ひとりひとりの貢献意欲
・コミュニケーション
多くの組織が上記の成立要件があやしいのではないでしょうか。
今は人数が減っていくのに高い成果を求められていますので、何とかして組織のまとまり(一体感)による相乗効果を生み出していきたいのですが、特に組織内における人間関係が仕事だけのつながりになっていて、なかなか良好なコミュニケーションが取れていないようです。
そういった状況の中、今年の管理職対象の研修では下記の質問をさせてもらいました。
組織を考える前に、まず個人としてお聞きします・・・
「あなたの夢は何ですか?
子供の頃の夢、働き始めたことの夢、今持っている夢を話してください」
みなさん、最初はなかなか話してくれませんが、段々と口が開き始め、時間が経つにしたがってかなり盛り上がってきます。
またその時のみなさんの表情が良いんですよね。
そして、
「みなさんの部下ひとりひとりの夢を知っていますか?」
これはかなりあやしくなりますね。
ほとんど知らない方ばかりです。
お互いひとりひとりの人間として、仕事以外のことも知っている方が、コミュニケーションを取りやすいものです。
組織内の非公式ネットワークが、実は大きなカギになりますからね。
ちょっと前の日本の組織は、大家族主義的なところが多かったですから、公私の区別なく互いを理解できていたところが多かったのではないでしょうか。
それが組織の一体感を生み出す力に、まさに日本の組織の強さの源だと思います。
そうしたら今日、以前に研修でお邪魔した組織の方が、
「明日はみんなで夢を語る飲み会をやるんですよ」と話をしてくれました。
いや~、うれしいですね。
厳しい状況が続いていきますが、いかに組織の雰囲気を作り、一体感を生み出していくかが重要です。
その組織の明日の飲み会が盛り上がることを期待しています。
今はなかなか若手を飲み会に誘うのも大変だと聞きました。
忘年会や新年会という機会をうまく活用して、「夢を語り合う」のはいかがですか。
