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組織プロフィール その3

12月28日(日)

イスラエル軍のガザ地区空爆は、ちょっとやばい感じがしますね。
恐慌で社会が混乱してくると戦争の危険性が高まります。
何とか収まってほしいですが。

さて、もう少し「組織プロフィール」について考えていきたいと思います。
「アセスメント基準書」の解説を頻繁に引用していますが、今日は「アセスメントガイドブック」から紹介します。

この「アセスメントガイドブック」は、2004年度から作成されました。それまでの「アセスメント基準書」に事例として紹介していた仕組みや取り組みが、それをやっていないとダメなんだと勘違いしてしまう方が多かったので、アセスメント基準書とは別に参考書のようなものとして「アセスメントガイドブック」を作成したようです。

組織プロフィールが経営革新の出発点であることはこれまでに説明してきましたが、経営品質向上プログラムでよく知られている「カテゴリー(経営要素)」とそれをブレークダウンした「アセスメント項目」の関係性について説明していきます。

(2008年度版アセスメントガイドブックより)
<組織プロフィールとアセスメント項目の関係>
『組織プロフィールで明らかにした「将来に向けていま何をどう変えなければならないのか。そのために何を目指し、どういう道筋を描くのか」という戦略がきちんとしたプロセスで実行されてきたかどうかを確認することが重要です。戦略を立案しても、具体的にマネジメントされなければ実現されません。アセスメント項目に照らして、それぞれがどう行われてきたかを確認し、得られた結果と照らして、もっとうまくできるようにする機会に気づくことがアセスメントの目的です。もっと良くしようとして行ってきた改善・革新の活動によって目標を達成できたのかという見方が重要です。アセスメント基準は、このような振り返りができる構造になっています。』

昨日も書いたように、過去(3年前)にどのような問題意識を持ち、課題設定し、何に取り組んできたのかの結果が、今の成果になっているわけです。

『結果から課題をどう認識するかは、経営を良くする上で重要な意味を持ちます。結果を安易にとらえ、このまま行えば次もうまくいくだろう、という考えでは、いつまでたっても適当な経営のままです。結果から、その結果を生み出したプロセスの課題を振り返り、新たな課題を発見することを通じて、より優れた経営を身につけることができるのです。

 その意味で、結果の気づきは、組織プロフィールで経営を振り返る上で重要な情報になります。この振り返りによって2つの学習を行うことができます。
 第一の学習は、計画を実行する組織マネジメントを学習するということです。計画された戦略を実行していく上でのマネジメント上の課題を見い出すということです。アセスメント項目は、顧客価値という成果を生み出すマネジメント要素を示していますので、結果とマネジメント行動の振り返りからこのことを学ぶことができるのです。』

ここで、カテゴリー(経営要素)を紹介します。
カテゴリーには、「方法・展開」の7つのカテゴリーと「結果」のカテゴリーが1つあります。
<方法・展開のカテゴリー>
  1.経営幹部のリーダーシップ
  2.経営における社会的責任
  3.顧客・市場の理解と対応
  4.戦略の策定と展開
  5.個人と組織の能力向上
  6.顧客価値創造のプロセス
  7.情報マネジメント

7つのカテゴリーを詳細に分けた要素が「アセスメント項目」で16となっています。

『もう一つは、マネジメントの前提となる戦略を考えていく思考プロセスの課題に気づくということです。組織プロフィールは理想から現実の課題を見い出し、そのギャップを埋める戦略をどう考えるかを示しています。結果と結果を生み出すマネジメントの課題を整理し、さらにマネジメントの前提となる戦略思考の課題にも気づくのです。』

ここも重要です。
成果が出なかったのは、どのように戦略を考えたのか、その思考プロセスまで振り返ることが必要です。
もっと言えば、思考プロセスだけでなく、「対話」の質がどうであったのか、さらには「意識」はどうであったのかまで振り返ることが重要だと考えています。

『そして、これらは新たな目標設定、目標実現の戦略、戦略実行の効果的マネジメント方法を考える上で、重要な発見となります。これらを踏まえた将来の目標と戦略を新たな「組織プロフィール」として作成し、それを実現する効果的マネジメントを「方法・展開」のカテゴリーの枠組みを用いて計画し、実行することができるのです。』

過去から現在を振り返り、そこで新たな「組織プロフィール」を作成し、将来に向けての計画作りを、各カテゴリーごとに何をどこまで行うのかを考えていく。

その一連の流れを理解してもらえたでしょうか。
なかなか大変なのはわかっていますが、ぜひ経営を真剣に取り組むのであれば、このプロセスがよりよい経営にしていく最善の道であると私は思っています。

ただ勉強するだけでなく、実践して初めて成果が生まれるのです。
私も来年は、アセスメントの実践を各地で積極的に支援していく予定です。

明日は、「アセスメント項目の構造」について考えていきます。

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2008年12月28日 18:24に投稿されたエントリーのページです。

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