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問題を意識する

2月8日(日)

いよいよ今年も花粉が飛び始めたようですね。
今年こそ体質が改善されて、花粉症が治っていてほしいと願っているのですが、さてどうなることやら。

2月に入り、毎日何かと飛び回っています。
特に昨日は、「ローカル・マニフェスト推進ネットワークいばらき総会記念フォーラム」をつくばで開催。
基調講演として「ローカル・マニフェスト進化論」を早稲田大学大学院教授の北川正恭氏に、
特別講演として「ローカル・マニフェスト実践報告」を佐賀県知事の古川康氏にお話いただきました。
第2部としてパネルディスカッションでは、私がコーディネーターとなり「地方発、明るく豊かな社会へ」をテーマとして、マニフェストをひとつの手段と考え、これからの茨城をどのように盛り上げていくかを考えていきました。

また今日は、水海道JCの神達さんが中心となって立ち上げた「常総元気塾」主催の「常総を元気に!しちゃうフォーラム」が常総市で開催。
こちらは基調講演では、居酒屋てっぺんの大嶋啓介社長と徳島県上勝町で高齢者を中心に葉っぱをビジネスにした「彩(いろどり)」の横石知二社長の豪華2本立て。
後半にパネルディスカッションを行い、昨日と同じように私がコーディネーターとなり「どうしたら常総市がこれからますます元気になっていくか」を会場の参加者ともやり取りをしながら考えていきました。

2日連続でパネルディスカッションのコーディネーターをさせていただきましたが、昨日今日と共通して出てきたものが「問題意識」でした。

そこで今日は、この問題意識について考えていきたいと思います。
今回もこれまで同様に岡本正耿先生の「経営革新の基礎」テキスト本から引用紹介させていただきながら考えていきます。

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<問題を感知する>
人が困っている、怒っている、あきれている、苦しんでいるという問題はすべて製品やサービスを創造するヒントを与えてくれているのです。そこで、そうした問題に気づく人ほど、価値創造の機会をたくさん持てることになります。問題に対する感知力は、問題のタイプや発生状況をたくさん知ったり、体験しているほど強くなります。医師は身体の様々な問題状況、パターンについて精通しているので、熱や腹痛といった症状から病気の内容を判断できるのです。専門家というのは、いずれの分野でも問題状況に通じているので、いち早く問題発生を感知できるのです。

社会や組織における問題となると幅広くなりますから、そこで必要となるのは色々なことに興味を持つ好奇心の強さでしょう。固定観念の打破というのは従来のコネクションを壊し、新たなコネクションに変えていくことであり、そういう見方をするために必要なのが「多様な刺激」だといわれます。毎日同じ人と顔を合わせ、決まりきった一日を過ごしていれば、固定化した行動に従って思考や言動も固定化してしまいます。

固定観念の世界から抜け出すには、次の3つの行動が効果的だといわれています。
 ①できるだけ多くの刺激を体験する
 ②数多くの仕事、イベントを経験する
 ③外部の人と接触する機会を多くつくる

要するに様々な異なった体験をし、色々な人と会う機会を増やすことが大切です。また楽しくて刺激になり、新たな見方を得るためには映画、演劇、小説などを積極的に楽しむと良いでしょう。中には定型的で却って固定観念に染めてしまうようなものもありますが、奇想天外な映画を見ると着想の妙を、偉人の映画を見ると勝者の発想を得ることができます。
問題感知力の低い人は無愛想だし、とっつきがよくないようです。愛想よく、誰とでも親しく付き合えることも必要条件といえるでしょう。

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今日、「どうしたら横石さんのように、これはいける!と気づくことができるようになりますか」という質問がありました。
町中に当たり前のようにあった葉っぱがビジネスになると気づいたこと、その他にも地域にはたくさんの資源(人も)があり、それらの価値に気づき、その出番を作って実績を上げている横石さんにその秘訣を聞きたい気持ちはわかります。

「そんな思考回路になっている・・・」とお答えになっていましたが、でもそれは「ビジネスチャンスはどうしたらわかりますか?」と同じ意味の質問ですから、これは教えられるものでもないだろうし、説明してすぐにわかるものでもなさそうです。

「好奇心」がポイントですね。
「これ何かに使えるんじゃないだろうか」、「これはどうしてこうなっているんだろう」「なぜそう思うのかな」などといつも意識して考える習慣にしていくのがいいでしょう。
そうすると、すぐにあきらめたり、相手に腹を立てたりすることも少なくなっていくと思います。
部下や後輩の育成では、良い質問を投げかけることによって考えるクセをつけさせていくのが良いですね。

そして色々な刺激を受けること。
きっと質問された方も、今日一日、たくさんの刺激を受けたはずですから、変化が起こり始めていると思います。
私もこの10年、できる限りいろいろな刺激を受けに全国各地まで出かけていきました。
疲れていたり、面倒だなと思っても、ちょっと無理してでも行ってみようと決めて行動していましたが、振り返ってみると本当に良かったと思うことばかりです。


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<問題意識を持つ>
よく問題意識を持つといいます。辞書には「ある現象に接したときに、その重要性を的確に見抜き、積極的に事に当たろうとする知的な姿勢」などと説明されています。これは専門家に不可欠な資質です。

ところで問題と一言でいいますが、問題の性質は様々です。私たちは問題に接したとき、まずその問題の性質を明らかにしなければなりません。英語で言い換えてみると、問題には次のような種類があります。

・トラブル(面倒で困った問題)・・・顧客との葛藤や、職場の人間関係の悪化などはこれに当てはまります。

・コンサーン(関心の高い問題)・・・企業倫理や社会貢献など、社会や人々が関心を持っているテーマなどが当てはまります。

・プロブレム(解決の難しい問題)・・・業績不振やコストアップなど、何らかの対策を講じなければ、事態がより悪化してしまうものはすべてプロブレムです。

・クェッション(議論が分かれる問題)・・・新市場開拓か新技術開発か、流通チャネルの構築か広告宣伝の実施かなど、簡単に結論を下せない問題です。

・イシュー(論争の的になっている問題)・・・不調事業から撤退すべきか、再構築に努力すべきかなど、立場や価値観によって見解が異なる問題です。

これらはいずれも「問題」であり、この中のどれに当てはまるのかで、対処の仕方も解決のプロセスも異なります。

またこういった様々な問題を問題と感じるか否かは、理想とするレベルや状態と実際に起きている現状とのギャップをどの程度意識しているかによって異なります
理想が低い人や批判力の弱い人はほとんど何を見ても問題と感じませんが、理想の高い人、批判力の旺盛な人は鋭く問題を感じます。
つまり問題意識とは理想水準や批判力の高さによって生まれてくるものなのです。

専門家はレベルの高い経営や対話のあり方、意思決定のプロセスについての知見を豊富に持っていますから、レベルの低い経営に接すると問題と感じます。優れたサービスに多く接している人は、稚拙なサービスに出会うと不快になります。ですから、問題を感じない、認識できないという人は、高いレベルの経営、製品、サービス、仕事の仕方を知らないのです。
問題意識を持つためには、レベルの高い経営やサービス、プロセスについての知識や体験を豊かにしなければなりません

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様々な「問題」ごとの解決のプロセスについては、今後紹介していきたいと思います。

これは昨日のテーマに関連していますが、理想水準というと、「明るく豊かな社会」とか「いい社会」「いい町」とはどのようなものかが、まず人によってマチマチです。
だからある人にとっては問題だし、別の人には普通(問題なし)となったり・・・。

言葉の定義、理想の状態のイメージの共有をしなければなりません。

でも理想の状態の共有は、口で言うほど簡単なことではないですね。
それこそ、人それぞれの思いや価値観によってかなり大きく違います。
会社であれば、共有できる人を採用するということでその差を埋めていくことができますが、地域社会はそうはいきませんからね。
地域経営、地域の人たちを巻き込んでいく難しさを私も活動をしていて強く感じます。
何がベストなのか答えがよくわかりませんが、自分の利益ではなく、みんなの利益、社会全体の利益になることを常に考え、発言や行動をし続けていくことしかないでしょう。
いろどりの横石さんの26年になる地域での活動のお話を聞いていて感じました。

さて、そろそろ最終の新幹線が名古屋へ着きます。
明日は、三重県庁の「率先実行大賞発表会」に初めて参加させていただきますがとても楽しみにしています。県庁の各職場(学校も含む)で1年間取り組んできた経営品質向上の取り組みの発表会で、エントリーが何と200以上。その中で書類審査で選ばれた11の取り組みが明日プレゼンをして大賞が決まります。
良い刺激、そして先進的な取り組みをしている自治体を学ばせてもらえることは、私の意識の向上には絶好の機会ですから。

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2009年02月08日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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