5月24日(日)
この週末は、長野県伊那へ出かけてきました。
今月、約60名のメンバーでスタートした、「信州伊那地域経営研究会」の第1回勉強会。
さすがに週末、高速道路のETC割引の影響でしょうか、伊那までの道のりは混んでいましたね。しかも行き(昨日)は八王子過ぎたあたりで事故渋滞。相模湖までの15Kmが2時間以上との表示が・・・。
結局、かなり余裕を持って水戸を出たのですが、伊那には勉強会開始時間ギリギリの到着。
今日の帰りはそんなに渋滞はなかったのですが、雨の中の運転でしたので、今はかなり疲れを感じています(苦笑)。
「信州伊那地域経営研究会」は、伊那JCのOBや現役メンバーが発起人となり、地域の人たちを巻き込んで、これから時代に求められる経営の勉強をしていこうとする会。
今月初めに設立総会を開き、その記念講演会では大久保寛司さんがご講演されました。
大久保さんと言えば、来月、水戸でもご講演していただきます。
<茨城県経営品質協議会 設立9周年記念講演会>
講 師: 大久保寛司 氏 (人と経営研究所)
テーマ: 「うつくしい経営の実現」
日 時: 6月17日(水) 14:00~17:00
会 場: 水戸プラザホテル
会 費: 無料(先着200名)
お問い合わせ先: 事務局 029(240)0371
お申し込みは、茨城県経営品質協議会HPで申込書をダウンロードして、事務局までメールもしくはFAXにてお願いします。
ぜひひとりでも多くの方にご参加していただきたいですね。
大久保さんに水戸でご講演いただくのは、今年で11年目。
1999年、茨城県経営品質協議会を設立する前の年、水戸経営品質研究会でご講演いただいたのが最初で、それからもう10年経っています。
その時の講演はテープ起こししませんでしたが、翌年から講演のテープ起こしをさせていただき、今では茨城県経営品質協議会のHPに、大久保さんの講演録を9つ(9年分)掲載させていただいています。
いつも思っていることですが、1998年に経営品質に出会い、何とか経営品質を広めていこうと勉強会を始めました。その時からずっと今まで、末松さんや大久保さん、岡本先生をはじめとするたくさんの方々にご支援をしていただいています。
今の自分はそのご恩に感謝し、恩返し(恩送り)の気持ちで、今度は自分がいろいろな地域での経営品質の勉強会、その活動組織を積極的に支援していくと決めて行動しています。
今年度、「信州伊那地域経営研究会」は今回を含めて4回の経営品質をベースにした勉強会を私が講師となって開催していきます。
この勉強会では、これから会社・組織の、その先には地域の「良きリーダー」になるために必要なことを学んでいきます。
「良きリーダー」になる。
良きリーダーは、夢や志を持つ。
そして目標を立て、日々実践していく。
そのためには、自分の可能性を信じること。
でもなかなか自分の可能性を信じたりすることは難しい。
そんな時、誰か救助者が必要となってくるのです。
この勉強会の狙いのひとつに、地域を良くしたいという思い持つ者同士が集まり、共に学び、良い刺激を互いに与えながら共に成長していくことです。
もちろん講師もその役割を担うひとりです。
今回は、参加者に「自分の可能性は何か」を考えてもらいましたし、他者を応援することも考えてもらいました。
そんなことのきっかけとして「鷲の寓話」を読んでもらいましたが、みなさんの話し合いを聞いていると興味深い話がたくさんありましたね。
ベティン教授から学んだリーダーシップでも
『最も効果的なリーダーとは、人の持つ才能や潜在能力を見いだし・・・』
とあります。
相手の顕在能力だけを見て判断するのでなく、見えないものを見ていかなければなりません。
これは先週書きました「採用」にも当てはまりますし、「教育」もそうです。
口で言うほど簡単なことではないと思いますが、それが少しでもできるようになるには、
「相手の可能性を信じる」こと。
「鷲の寓話」は、岡本先生の著書『経営品質入門』(生産性出版)から引用紹介させていただきます。
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鷲の寓話 (J.アグレー)
その昔ある人が森の中を歩いていると一羽のワシを見つけた。男はそれを捕らえて家に持ち帰り、納屋の内庭に入れた。日ならずしてワシは鶏の餌を食べ、鶏と同じように行動することを学んだ。
ある日そばを通りかかった博物学者がワシの飼主に問いかけた。なぜ、鳥類の王者であるワシが鶏などと一緒に納屋の内庭に閉じ込められているのかと。
飼主は次のように答えた。「私はワシに鶏と同じ餌を与え、鶏と同じように訓練してきたので、ワシは飛ぶことを覚えなかったのです。それは鶏と同じ行動をしています。だからもうそれはワシではないのです」と。「しかし、それはワシの心を持っているはずです。だから飛ぶことは学べるはずでしょう」と博物学者は主張した。
しばらくの議論の後に2人の男はそれが可能かどうか試してみることにした。博物学者はそっとワシをやさしく抱き上げていった。「おまえは地のものではない。天のものだ。翼を伸ばして飛んでごらん」
しかし、ワシは当惑した。自分が誰であるかを知らなかったから。そして鶏が餌を食べている姿を見て、再び鶏たちと一緒になろうと、地上に降りてしまった。
博物学者はあきらめないで、翌日ワシを家の屋根の上に置いて、もう一度強くいった。「おまえはワシなんだ。さあ翼を一杯伸ばして飛んでみよ」と。しかしワシは未知の自分と未知の世界に不安を抱き、前と同じように鶏の餌を求めて地上に飛び降りてしまった。
3日目の朝、博物学者は早起きをしてワシを納屋から出し、高い山に連れて行った。そこで彼は鳥の王者を頭上高くさし上げてもう一度励ましていった。「おまえはワシだ。おまえは地上のものであると同時に天のものでもある。さあ翼を伸ばして飛んでみよ」
ワシは周囲を見回した。納屋の内庭を振り返り、上空を仰ぎ見た。しかしそれでも彼は飛ばなかった。そこで博物学者はワシをまっすぐ太陽のほうへ向けてさし出した。するとワシは体をふるわして、ゆっくりと翼をひろげ始めた。ついに彼は雄叫びをあげて、天上に向かって舞い上がって行ったのである。
ワシは今も鶏たちのことをなつかしく思い出しているかもしれない。ときにはあの納屋の内庭を訪れることさえもあろう。しかし、みんなの知る限りではワシは2度と鶏の人生を歩まなかったという。ワシは鶏のように捕らえられて飼いならされたけれども、やはりワシだったのである。
ここに描かれたワシと全く同様に真の自分とは異なる自分に慣れてしまっている人でも、自分の本当の能力を生かせるように再決断ができるのだ。勝者になれるのである。
あなたは自分を自分で鶏と決めているのではないだろうか。本当はワシの力を秘めているのに・・・。
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みなさんは、この物語を読んでみて、どんな感想や考えを持ったでしょうか。
私は縁あって知り合った人たちにとって、「博物学者」になれたらうれしいですね。
良き師を持つこと。
良き友を持つこと。
それらを得ることで人生はより有意義になっていくのだと先人から学びましたが、まさにその通りです。
私もこれまで素晴らしい「博物学者」に出会い、自分の可能性を広げていただきました。
今、自分が「博物学者」としての能力があるどうかはわかりません。
しかし、他人を応援することで、自分が成長できることも学びました。
厳しい経済環境はまだまだ続くでしょう。
でも全国各地の地域で、未来を創るために活動し始めた人や組織が増え始めています。
明るい希望の光は見えています。
これからも時間と体力の許す限り、各地を飛び回っていきます。
