人生脚本を考える
6月7日(日)
今週も地方出張の毎日でした。
でも今日は久しぶりに自分が受講生となってリーダーシップ研修に参加。
日本企業から米国本社のグローバルカンパニーで永年、組織開発やリーダーシップ開発の経験豊富な方の研修でしたが、最近アウトプットばかりでインプットが足りないと感じていたところだったので、とても良い刺激になりました。
インプットも、本ではなく自分が能動的に研修に参加して得るもの(気づき・学び)の方がはるかに大きいですね。
また自分がリーダーシップ研修で話していることも、今日の講師の表現、伝え方、投げかけ方、まとめ方などが違っているので、その面もとても勉強になります。
そして何より今日は受講生として、自分自身のことをじっくりと考えることができたのがよかったですね。
これまでの自分の人生を振り返ってみていくワークショップによって、自分自身の信条や価値観(こだわり)などを明確にすることができました。
このワークショップは、交流分析(TA)の人生脚本を思い出させましたね。
交流分析(TA)は、以前は日本経営品質賞審査員研修でやりましたが、今では「革新の基礎コース」でまず参加者に簡易版を取り組んでもらっています。
・敗者の脚本・・・「こんな人生、どうでもいい」
・平凡者の脚本・・・「まぁほどほどでいい、こんなものだ、適当にやろう」
・勝者の脚本・・・「夢・志・目的を実現しよう」
有名な3人の石切工の話でいえば、「何をしているのですか?」と聞かれて、「見りゃわかるだろう、石を切り出して、俺はこれで生計を立てているんだ」と答えた第1の男は「敗者」、「国中で一番の石切工になろうとしているんだ」という第2の男は「平凡者」。
「私はここに素晴らしい寺院を建てようとしているんです」と答えた第3の男が「勝者」です。
岡本先生の本「革新の基礎コース」テキストより
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私たちは幼少のころから、無意識・無自覚な体験を重ねて、いつの間にか今日の自分を形成してきました。こういう性格になろうとか、このような対人態度をとろうなどと意図的に自分をつくってきた人はほとんどいません。親や先生、先輩や友人によってつくられてきたといったほうが当たっています。
最初の人生脚本は自分が意識してつくったものではないけれど、気づきによって書き換えられる脚本は自分で自由につくれるのです。「私はごくごく平凡な人生だ」という脚本を勝者に書き換えることができるのです。もちろん、平凡者がすぐに勝者に変わるわけではありません。しかし、気づきを深めていけば、おそらくいつの間にか勝者になっているのです。
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自分の人生脚本は自分で書き換えることができるとするのが、交流分析の目的でもあります。
まずそのためには、下記に書きますが、「脚本チェック・リスト」などに従って、自分の育ってきた過去を系統的に調べて、特に親から受けた「指示的な強制規範(ドライバー)」や「禁止的な規範(ストッパー)」に気づき、そこから自由になる、解放されることが必要です。
杉田峰康氏の本『交流分析のすすめ』(日本文化科学社)から『脚本チェック・リスト』を引用紹介します。
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『脚本チェック・リスト』
<脚本指令・対抗脚本>
1.あなたのお母さんはどんな人ですか。お母さんの性格を簡単に述べてください。
2.あなたのお父さんはどんな人ですか。お父さんの性格を簡単に述べてください。
<脚本指令・対抗脚本・基本的構え>
3.お母さんはあなたをよく褒めましたか。どんな褒め方をしましたか。
4.お母さんはあなたを非難したり、批判したりしたことがありますか。そんな時、どんなことを言いましたか。
5.お母さんのしつけの方針はどんなものでしたか。
6.お父さんはあなたをよく褒めましたか。どんな褒め方をしましたか。
7.お父さんはあなたを非難したり、批判したりしたことがありますか。そんな時、どんなことを言いましたか。
8.お父さんのしつけの方針はどんなものでしたか。
9.親が与えた罰のうち、軽いものはどんなものでしたか。
10.親が与えた罰のうち、重いものはどんなものでしたか。
11.どんな罰が最もふつうに与えられましたか。
12.人生や生活について、お母さんはあなたにどんなことをよく言いましたか(モットー、教訓など。例、男はみなケダモノみたいなものよ。これからの人間は大学を出なければ話にならないのよ、など)。
13.人生や生活について、お父さんはあなたにどんなことをよく言いましたか。
14.10歳になるまでに、あなたの家に誰か同居していましたか(例、祖母、姉夫婦)。その人はどんな人でしたか。
15.お母さんは、あなたを何にしたがっていましたか。
16.お父さんは、あなたを何にしたがっていましたか。
17.あなたはお母さんの望みに近い生き方をしていますか。お父さんに近い生き方をしていますか。どちらですか。
18.あなたはどんな人ですか。自分の性格について述べてください。
19.自分のどういうところが一番好きですか。
20.自分に関して嫌いな点がありますか。
<主要な感情>
28.あなたのお母さんは、何かの理由で気分を害した時、どんな風にそれを表しましたか。
29.お母さんが気分を害した時、あなたはお母さんを助けようとしましたか。どんなことをしましたか。
30.あなたのお父さんは、何かの理由で気分を害した時、どんな風にそれを表しましたか。
31.お父さんが気分を害した時、あなたはお父さんを助けようとしましたか。どんなことをしましたか。
32.あなたは、子供時代に、ある種の感情、考え、態度を表すことを禁じられていましたか。それはどんなものでしたか(例、怒り、人の悪口、性的冗談など)。
33.あなたは、体に症状が出ることがありますか。それはどんな症状ですか。
34.気分を害したり、不快な目にあったりした時、あなたはとくにどんな感情にかられますか(例、イライラ、怒り、ゆううつ、恐怖、あきらめ等)。
35.そんな気持ちを初めていだいた時期を思い出してください。
36.どんな時に、そういう”いやな気持ち“を最もよく体験しますか。
<人生に対する結論>
37.人生について、あなたなりの確信や信念がありますか。
38.20歳前に、人生についてどんな考えをもっていましたか。
39.小学生の頃、人生をどんな風に考えていたと思いますか。
40.小学校にあがる前、人生をどんな風に考えていたと思いますか。
41.子供時代に、どんなおとぎ話(童話、物語)が好きでしたか。
42.その話のどの部分がとくに好きでしたか。どんな人物が好きでしたか。
43.今までの生き方を続けるとしたら、あなたはこれから5年後にどうなっていると思いますか。
44.今までの生き方を続けるとしたら、10年後にどうなっていると思いますか。
45.あなたは何歳で死ぬと思いますか。また、どんな死に方をすると思いますか。
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ぜひ自分の脚本を知り、それから脱却して、本当の自分を生かしてほしいと思います。
それが勝者、真の自己実現への第一歩です。
そして勝者が、変革者、チェンジ・リーダーとなれるのです。
