10月18日(日)
15日に「茨城経営品質大学」入門講座・第1回
『経営品質の全体像を理解する』を開催しました。
定員40名のところ、茨城県内だけでなく、東京・千葉・埼玉・栃木、さらに長野・愛知から、50名以上の方々に参加していただきました。
ありがとうございました。
1970から80年代にかけて、落ち込んだ米国経済を立て直すために、どうすれば高い顧客価値を生み出し続ける企業となることができるかを考えて創られたのが、米国国家経営品質賞(マルコム・ボルドリッジ・ナショナル・クオリティ・アワード)。
米国企業にとって、特に衝撃だったのが1980年に米国テレビの番組『なぜ日本にできて、我々にできないのか』
そこには、戦後の日本企業に指導する米国人の姿が映し出されていました。
その人こそ、エドワード・デミング博士
統計的品質管理の重要性を、製造現場だけでなく、「品質を決めるのは経営者」と経営者に教育していきました。
米国政府は、貿易障壁を作り日本製品を排除することも考えましたが、どうして日本企業は品質の高い製品を作ることができるのかを徹底的に研究していきます。
ヒューレッド・パッカードのヤング氏がリーダーとなってまとめた「ヤングレポート」などを読むと、戦後の日本企業の強さを感じることができます。
特に、日本企業の強さの源泉は以下のようなことであるとわかります。
・現場の創意工夫
・トップと現場、現場同士のチームワークの良さ
・愛社精神(ロイヤリティの高さ)
さらにその底辺には、日本企業が400年近く前から受け継いできている商人道(自分の利を考える前に、相手の利を考える、三方良し)の精神が・・・
そしてそれら企業の多くが、デミング博士の教えを受け継いで高い品質を実現するために、デミング賞に取り組んでいることを知り、米国にも同じような賞プログラムをつくることを考えました。
ただ彼らは同じデミング賞を作るのではなく、ある企業からの報告として、各事業部の内、顧客からのフィードバックを基に改善している事業部ほど業績の良いことを知りました。そこで顧客からの評価を経営に取り組んで業績の良い企業、CS(カスタマー・サティスファクション 顧客満足)の高い企業を表彰しよういうことになりました。
そして高いCSを実現するためには、組織の成熟度(組織の人たちの意識の高さ、思考の多様性、深い対話力、そこから導かれるシステムや仕組みなど)が高くなければならないと、経営の要素ごとにその成熟度レベルを評価するプログラムを開発しました。
経営の要素(カテゴリー)とは、リーダーシップや顧客や市場の理解と対応、戦略策定と展開などのことです。
そして重要なことは、経営を要素ごとの成熟度を評価していきながら、経営全体を見ていく、全体として要素間のつながりを評価することにしました。
そしてもうひとつ重要なこと。
それは、自分で自分の経営を評価すること(反省・見直すこと)の必要性。
セルフ・アセスメントによって気づきが生まれ、変化することができるということです。
書き始めると長くなりますね。
まだ中途半端な説明ですが、今日はこの辺で。
「なぜ経営品質の考えが生まれたのか」
「そもそも経営品質とは何か」
は大切な問いかけです。
ぜひ、本『日本経営品質賞とは何か』などを参考にして、みなさん学んで欲しいと思います。
